研究生活誌 @ドイツ博士課程

ドイツ博士課程生活について話します

【ちょっと悩む?】ドイツVISA申請書(VIDEX)の書き方

今回の記事では、ドイツのweb版長期ビザ申請書を記入していた際に、少しばかり悩んだことを共有したいと思います。これからビザ申請を行う人の助けになれば幸いです。結局、かなりすんなりビザをいただけました。

提出書類に関しての記事はこちら↓

kkirinrin.hatenablog.com

 

ドイツ大使館の長期滞在ビザ(就労・研修・研究滞在ビザ - ドイツ外務省)からweb版長期滞在VISA申請書のページ(https://videx-national.diplo.de/videx/visum-erfassung/#/videx-langfristiger-aufenthalt)にとぶことができます。下のようなページです。

web版長期VISA申請書 (VIDEX)
言語の選択

ドイツ語版と英語版がありますので、英語版を選択します。

 

自分の個人情報を記入

はじめに自分の情報を入れます。ここは特に問題なく埋まりました。Place of birthには、都道府県を記入しました。

 

両親の個人情報を記入

次に両親の情報を入れる必要があります。ここのFather's/Mother's place of birthで少し悩みました。というのも、現在の両親の本籍地と出生地(都道府県)が異なっていて、本当の出生地を記載した場合にそれを証明する書類を提出できるか不安だったからです。しかし、戸籍謄本(戸籍に記載されている全員の情報が載っているもの)をとって見ると、それぞれの出生地も小さく記載されていましたので、結局、両親の実際の出生地(都道府県)を入れることにしました。証明を求められたらこれを見せればよいということで。

 

Occupationについて

続いて曲者なのが、occupation learned。なんだそれ。職業なんて学んでないぞ。調べてみると、ドイツで労働をする場合には、大学で専攻していた分野と職業がマッチしているほうがよいのだとか。日本とは就職の感覚が違うのかもしれませんね。私の想像ですが。とりあえず、ここは強気にresearcherと書きました。まぁ、間違ってはいないだろ。(他にstudentがあったのですが、studentをlearnするってどういうことなのでしょうか…)

 

渡航の目的と滞在期間

私は、研究所のお金で雇われる形になるのでemploymentにしました(Hosting Agreementといって、受け入れ先からいただく書面と一致するように記入しました)。If applicable, intended employment: の項目には、"Working contract as PhD student"と記入しておきました。博士学生として給与をいただくことを主張。滞在予定期間を記入し、I intend to stay for no longer than twelve months in the Federal territory and apply for a visa that covers the entire duration of my stay:のチェックボックスは空欄のままに。3年は滞在するので。

 

Reference

研究所で私のVISA関係の対応をしてくださっている方の名前を入れました(事前に先方に確認しました)。Hosting Agreementの連絡先もその方になっていました。このあたりもHosting Agreementと齟齬がないように記入しました。

 

生活費の確保と健康保険

続いて、means of supportを記入する欄があります。ここでは、Pay from the Max Planck Instituteと書きました。生活費が確保できていることを主張します。次に、Has a formal decleration of commitment been completed?と聞かれます。Decleration of commitmentは、ドイツでお世話をしてくれる人がいることをドイツ当局によって正式に承認されたことを示すものだそうです。そういう証明書はもっていないので、noですね。滞在先は、研究所のゲストハウスに決まっていたので、その住所を記入しました。そして、Health Insuranceありますか?という質問。TKというドイツの会社のinsuranceに入りましたので、yes。Health Insuranceと契約しておいてほしいと前々から研究所の担当者に言われていました。このためだったのか。

 

まとめ

Hosting Agreementをはじめ他の書類と齟齬がないようにしました。私は心配性なので受け入れ先研究所の担当者にもVISA申請書を確認してもらいました。色々コメントをいただいて修正しました。先方とのコミュニケーションは重要ですね。