研究生活誌 @ドイツ博士課程

ドイツ博士課程生活について話します

ドイツのスーパー(REWE)で買い物! 〜本日の買い物〜

 

近くのREWE

一ヶ月ぶりの投稿です。7月31日に渡独したのですが、バタバタしていたり、心の余裕がなかったりとついブログの投稿が途切れてしまいました。

本当は渡航にあたってのあれこれ、飛行機(カタール航空)について、O2のSIMカードで電話番号を手に入れた件、など書きたいことはたくさんあるのですが、今日はドイツのスーパー、REWEで今日買ったものをシェアします〜

 

今日は主に肉と野菜。ドイツでは野菜・果物が日本よりも安い印象です。

  • キャベツ (Eisbergsalat): 1.19
  • 鶏肉手羽 (Hanchenfluegel) 422g: 2.14
  • ひき肉 (Hackfleisch Gem.) 250g: 2.99 x 2
  • じゃがいも (Kartoffeln) 463g: 0.69
  • ズッキーニ (Zucchini) 3本: 1.29
  • ヨーグルト (Joghurt) 500g: 0.65
  • 紫玉ねぎ (Rote Zwiebeln) 500g: 1.19
  • にんじん (Karotte) 1kg: 1.39
  • ゴーダチーズ (Gouda) 375g: 2.99 

にんじん、この量で1.39ユーロって安い!ズッキーニも玉ねぎも安い!そしてヨーグルトも安い!

今回のじゃがいもは、こちらを買ってみました。Solist vorw.fkっていうのかな?4種類あったのでいずれは全て試してみたいと思います。

本日買ったじゃがいも

ドイツでは量り売りが非常に多いです。bitte an waage auszeichnenと書いてあるときには、量りで重さを量って、バーコード付きのシールを発行します。

 

初めてみるような野菜もあります。こういうのも食べ方を調べていずれはチャレンジしてみたいですね。

初めてみる野菜

 

そしてレシートの一番下をみるとマイナスがありますね。これはビールやジュースなどの瓶を返却したときに戻ってくるお金です。Pfandといいます。瓶をリサイクルするための仕組みと思います。日本にもあったらいいですね。スーパーにある機械に瓶を一つずつ入れていって、最後の瓶を入れ終えてから数十秒以内に画面のボタンを押すとこんなレシートが出てきます。

pfandの返金用レシート

こちらのバーコードをレジでスキャンすると買い物の総額からPfand分が引かれる仕組みです。

ちなみにドイツのスーパーでもセルフレジは結構普及しています。ドイツ語で話す必要がないので楽ですね。まあ、勉強のためには話した方がいいんですが…

ということで今日はこのあたりで。

鎌倉で気軽に自然体感 No. 1 〜長谷寺・由比ガ浜・稲村ヶ崎温泉・江ノ島・蛍〜

8月からドイツへ行くにあたり日本を満喫しています。第二弾は鎌倉!

第一弾四国編はこちらより↓
kkirinrin.hatenablog.com

 

鎌倉には7月2日・3日で行ってきました。回ったところを地図に示しました。こげ茶色のピンを初日に回り、二日目には赤いピンを回りました。ホテルは、JR横須賀線江ノ電湘南モノレールで構成される三角形の北の頂点、大船にとりました。東京から鎌倉にアクセスする場合は必ずここを通ります。この記事では、初日の思ひ出をまとめます。

鎌倉観光地図(自作)

11時ごろに大船に到着。宿に荷物を置き、JR横須賀線に乗って鎌倉に向かいます。鎌倉からは江ノ電です。

江ノ電

江ノ電長谷駅に向かいました。長谷駅から長谷寺までは歩いて10分程度。

長谷寺

とても暑い日でしたが、お寺の中は日陰が多く涼しい風が吹いていました。海風かな。この季節の長谷寺といえば紫陽花ですが、個人的な長谷寺の推しポイントは、紫陽花と海を一緒に見られるところです。

長谷寺の紫陽花と海

紫陽花で装飾された素敵な池もありました。

卍池

涼しい長谷寺を抜けて、由比ヶ浜に向かって歩いていきます。由比ヶ浜へは、長谷寺から駅の方に戻り、そのまま駅の反対側へ。15分くらい歩きます。

由比ヶ浜

ちょうど海開きをした日のようでかなり大勢の人が海水浴を楽しんでいました。カツオノエボシという青いクラゲ(クラゲといっていいのかは議論がありそうです)がたくさん漂着していました。神経麻痺を引き起こすヒプノトキシンという猛毒を持っているそうです。綺麗な青い風船のような見た目をしていますが触ってはいけません。

 

由比ヶ浜から上がり、長谷駅近くのお店で昼食をとりました。紫陽花丼。生しらす入りで贅沢です。

紫陽花丼定食

お腹を満たした後は、温泉に行きました。稲村ヶ崎温泉。江ノ電稲村ヶ崎駅下車10分ほどです。写真を忘れましたが、海を見ながら潮風にあたりながら入れる温泉です。いつまでも入っていられます。温泉は茶色でモール泉というそう。綺麗でおしゃれな温泉でした。おすすめです。

 

再度江ノ電に乗り今度は江ノ島へ行きます。橋を渡っていきます。江ノ島駅から歩いて30分ほどで江ノ島に到着。

橋を渡って江ノ島

江ノ島の中心街

上まで登る時間はなかったので、ぶらぶら雰囲気を楽しみました。海風がとても気持ちよく、暑さを感じませんでした。お酒を飲んでいる人もいて、ゆったり時間が流れる素敵なところでした。夕日を眺めながら橋を渡って戻りました。

橋から見えた夕焼け

橋からの夕日

さて、初日のラストにしてメインは蛍です。江ノ島駅すぐ近くに、湘南モノレールの駅もあります。モノレールに乗って西鎌倉駅に向かいました。

湘南モノレール

西鎌倉から鎌倉広町緑地へ向かいます。徒歩で15分程度。19:30くらいに到着。緑地の入り口には管理されている方がいらっしゃいました。蛍の時期には20:00まで管理事務所のお手洗いが使えます。だんだん暗くなってきた20:00ごろ、小川のそばの暗がりで蛍を現れました。とても美しい。初めて本物の蛍を見ましたが感動しました。尊い感じがしました。懐かしい感じもします。泣けました。写真では全然伝わらないですね。弱い光で不規則に明滅するヘイケボタルです。

さらに奥の方に歩いていくとたくさん浮遊していました。幻想的。生きていてよかったと思いました。なんでこんなに感動するのか正直よくわからないです。後の世代の人たちにもぜひこの景色を見せてあげたいと思いました。便利な世界もいいけど、自然と共存して生きていくほうが大切なのかもしれません。

西鎌倉駅から湘南モノレールに乗って、大船へ戻りました。チェックインを済ませて、夜ご飯にスパイスキッチン・パオーンというお店に行きました。宿泊していたホテルのカードキーを見せたらフードが全て半額になるということでいってみたら、とても美味しい!店主の方が色々と説明してくださってとてもありがたかったです。

ソムタム

1日目はこれにて終了です。一番印象に残ったのは蛍。こんなに都会に近いところで蛍が見られるとは思っていませんでした。鎌倉は自然も豊かで素敵なところです。住んでみたい街リストに入りました。

チャージしたときのお釣りをとり忘れて、日本のよさを実感した

今どき「SUICAスマホ」という方も多いですが、私は未だにカードです。今回は、そんなカードのSUICAにつきものなチャージのお話です。チャージしたときのお釣りをとり忘れ、返ってくるまでの経験を共有したいと思います。

SUICAのチャージ

昨日の朝、旅行に出かける前にJR駅でSUICAに5千円チャージしました。1万円札を入れて5千円チャージしました。電車の出発時刻が迫っていたので、急いでホームに上がって乗車しました。

その数時間後、旅先の第一目的地に到着しました。観光地って結構現金が必要なところが多いですよね。最初に訪れたところもそうでした。現金の支払いをしようと思って財布を開けると「ん、なんかお札が少なくないか?」今回の旅行では財布に1万3千円入れて行きました。したがってSUICAに5千円チャージして、残り8千円ある予定でした。それなのに、「3千円しかない!」なぜだ。もしや、、思い返すとチャージした後にお札をとった記憶がない!うわ、やってしまった。天気は曇天、心は動転。のち呆然。これはもう返ってこないに決まってる。5千円は誰かが持っていってしまっただろう。

(*ここでプチ情報ですが、私はかなりの節約家で昨日の旅行でも数百円安くなるように色々リサーチしてありました。そんな私が5千円を失うなんて。切腹ものです。)

でも、もしかして誰か心優しい人が駅員さんにお金を届けてくれるのではないか。想像してみました。自分がこれからチャージしようというときに、もし券売機から5千円が出ていたら自分はどうするだろうか。たぶん、駅員さんに届けるだろうな。と考えたら若干の希望が湧いてきました。ダメ元で駅員さんに聞いてみよう。ということで旅行から帰ってきた夕方(日帰りでした)、5千円を失った駅で聞いてみました。

私「すみません、今朝、7時くらいにSUICAに5千円チャージして、お釣りをとり忘れてしまったんですが、、、1万円入れて5千円チャージしたので、お釣りが5千円あったはずです。」

駅員「どちらの券売機ですか」

私「一番手前の券売機です」

駅員「一番手前ですね。SUICAの記録を確認させていただいてもよろしいですか」

SUICAを渡します。

駅員「それでは券売機の記録を確認いたしますので、少々お待ちください。」

といって奥の方へ確認に行ってくださいました。

しばらくして駅員さんが戻ってきました。

駅員「券売機に記録が残っていました。でも、記録が確定するのが明日なんです。大変申し訳ないのですが、明日もう一度きていただけますか」

私「(え、どゆこと?!これってもしや返ってくるのか!)はい!もちろんです!」

駅員「何時頃に来られますか?」

私「お昼過ぎにきます」

駅員「お昼過ぎですね、わかりました。念のためお名前を伺ってもいいですか?」

私「はい、kkirinrinと申します。」

駅員「kkirinrinさんですね。それでは大変申し訳ないですが、また明日いらしてください」

これはなんか戻ってきそうな雰囲気だぞ!私が悪いのにとても丁寧に対応していただきました。

 

そして今日のお昼過ぎにまた駅に行きました。

私「昨日の夕方にもうかがった者なんですが、昨日の朝、SUICAをチャージして券売機のお釣りをとり忘れてしまいました。」

と言いながらSUICAを渡しました。昨日一度問い合わせていたためか、駅員さん(前日とは違う方)はすでにわかっているという感じでした。駅員さんは、私のSUICAの記録を見ながら、

駅員「はい、どちらの券売機ですか?」

私「一番手前です」

駅員「少々お待ちください。記録を確認します。」

駅員さんが奥に行って、また戻ってきます。そして、何かレシートのような紙を出しました。

駅員「こちらに、お名前と住所をご記入ください。」

レシート様の書類の下の方の欄に名前と住所を記入しました。

駅員さん「それではこちら5千円でございます」

私「(やったー!返ってきた!泣)ありがとうございます!」

 

というわけで5千円が返ってきました!返ってくるものなんですね!感激しました!!

それにしてもどうして返金してくれるのでしょう?調べてみると、どうやら一定時間お釣りが取られないとお釣りを吸い込む機能が付いている券売機があるようです。今回も一定時間誰もお釣りを取らず、機械がお金を吸い込んだのでしょう。そして、機械に残っていた記録とSUICAの記録とを照らし合わせて返金してくれたのでしょう。

ということは、、、誰かがとってしまったら返金してもらうことはできません。かなり人通りの多い時間帯でしたし、チャージしている人も結構いました。

昨日、日本いや世界を驚かせるような暗殺事件がありました。日本は変わってしまった、とtweetしている方もいらっしゃいました。でも、その同じ日、私は日本の治安のよさ、日本人の良心に触れました。突発的な事件はたしかに日本でもありますが、日本に暮らす人の多くは良心を持ち続けていると私は信じています。暮らしやすい日本を守りたいですね。

親知らずの抜歯

7月末にドイツへ飛ぶ予定ですが、「留学前には歯医者に行け!」ということで歯医者に行ってきました。現在は2本目の抜歯が終わって二日後です。

リテイナーをつくる(親知らずの発見前)

最初はリテイナーを作るために行きました。合計4500円くらいで上下のリテイナーを作っていただきました。今どきのリテイナーってワイヤーじゃないんですね。歯の上に薄いプラスチックをカパッとはめる感じです。下の写真の右が上です。上は噛み合わせのために少し白い(黄色い?)のが足してあります。歯を食いしばったときに左右均等に力がかかるようにしてくださいました。つまり、ナイトガードとしても使えます。通常のリテイナーは保険適用外だそうですが、ナイトガード一点までは保険が効くということで安くしていただきました。下は保険が効かず、5000円だったのですが、知人からの紹介で訪れたので5000円びきにしてもらって消費税の500円のみですみました!

リテイナー
親知らずの発見および抜歯の予約

で、そのときにレントゲンを撮ったわけなんですけれども。下の親知らずが二本横向きに生えているではありませんか!まだ顔を出してはいないし、痛くもないけれど、「もしこのまま生えてきたら下の歯が両側から中心に向かって押されて歯並びが悪くなるかもしれません」って。歯が重なっちゃうわけですね。それにドイツで歯が痛くなって抜くことになるのも不安です。保険がきくということなので抜いてしまうことに。1本目を抜いて、2週間後に反対側を抜きます。2本目を抜いた次の週に抜糸・消毒をして終了です。7月の末にドイツに行くので(タイムリミットがあるので)先に最後の抜糸・消毒までの予約を取ってしまいました。

いざ抜歯

抜歯は1時間程度で終わりました。

はじめに表面麻酔を行います。続いて浸潤麻酔。診療明細書を見るとキシレステシンAです。キシレステシンAには伝統的なナトリウムチャネル遮断薬(ナトリウムの細胞内への流入が抑えられ、脱分極が起こらないため神経伝達が遮断されます)のリドカインに加えてアドレナリンが入っています。アドレナリンは交感神経を興奮させる薬ですね。皮膚の血管にはアドレナリンα1とα2受容体が多く存在するため血管が収縮します。リドカインは血管からすぐに吸収されやすいため、拡散して局所にききにくくなるうえ、薬が余計に全身をめぐってしまう、ということでそれを防ぐためにアドレナリンが含まれているようです。注射は全然痛くなかったです。1.8mLを3本打ちました。矯正のために以前にも抜歯したことがあったのですが、そのときの麻酔の注射が痛かった記憶があります。針が細くなったんでしょうか。技術の進歩ですね。キシレステシンは結構苦いので注射後には一度うがいをします。先生はその様子を見て副作用が出ていないか確認しているのでしょうね。

もう一度横になって、抜歯します(されます)。麻酔が効いて痛みは全然ありませんでした。ここからは想像です。タオルで目隠しされるので見えません。まず、(たぶん)歯茎をめくって親知らずを露出させます。親知らずが横向きに生えているので、引き抜くことができません。隣の臼歯がじゃまです。そこで、電動ノコギリ的な音がするもので歯を割ります。そして破片を取り除きます。割って破片を取り除くので力がかかることもあまりありません。以前に永久歯を抜いたときには思いっきり引っ張られたので、そのときとは大違いでした。あっけなく終わりました。最後に傷口を縫って塞ぎます。

終わった後は口を軽くゆすぎます。勢いよくゆすぐと間違いなく水を吹き出します(噴き出しました、床濡らしました、、先生ごめんなさい)。というのも麻酔で口がうまく閉じないからです。ゆっくりゆずぎましょう。ゆすいだらお薬を飲みます。抗生物質と痛み止めです。どれどれ、抗生物質はセフジニル、痛み止めはジクロフェナクですね。セフジニルはβ-ラクタム環をもつので作用機序はペニシリンとほとんど同じで、細菌の細胞壁ペプチドグリカンの合成を阻害します。セフェム系(β-ラクタム環の隣にヘテロ6員環をもち、副作用が比較的少ない)の第三世代です。ジクロフェナクは、NSAIDs(non-steroidal anti-inflammatory drugs)の一つですので、COX(シクロオキシゲナーゼ)を阻害します。COXの阻害によりプロスタグランジンの合成が阻害されます。プロスタグランジンはブラジキニンなどによる疼痛の閾値を低下させて痛みを感じやすくさせるはたらきがあります。したがって、NSAIDsを飲むと痛みが和らぐわけです。

抜歯後の経過

抗生物質は3食後3日分、痛み止めは10錠(頓服)出ました。抜歯の当日は出血が止まりませんでした。口の中はずっと血の味がしました。翌日には血が止まりましたが、朝起きたときにまま痛かったので痛み止めを飲みました。痛くて口が大きく開きませんので食べ物は小さく切ります。結構腫れました。顔が食パンマン(片側)になりました。数日は腫れが続きました。1週間もすると目に見える腫れはひきましたが、しこりみたいな小さな硬い腫れがさらに数日間残りました。2週間すると痛みもほんとどなくなりました。ただ、傷口に食べかすが入って気になります。先生曰く、傷口が埋まっていくときにゴミは排泄されるので気にしなくてよいと。でも気になる。

2本目の抜歯

1本目の傷が治ってきたこのタイミングで2本目を抜きます。抜き方は1本目と同じでした。今回の手術序盤、鼻にタオルがかかっていて息苦しかったためにもがいていたら、「大丈夫ですか?!痛いですか?」と聞かれたので、「は、鼻を!」と訴え改善してもらいました(最初から自分で言いなさい)。その後、2本目も順調に抜けました。

抜歯にかかったお金

お薬代を含めてかかったのは1本あたり3920円です。アメリカでは数万かかるらしいという話を聞いたのでそれに比べると安いですね。ドイツでは、歯科も含めて医療費の窓口負担が0なので、コスト的にはドイツのほうがよかったかもしれませんが、抜歯まで待たされたり、先生の評判を調べるのも難しそうだったりということもあるなので抜いてよかったです。親知らずは痛んでほしくないときほど痛み出すって言いますからね。先手必勝。

 

PS

*今回のお薬は薬剤師を通して出してもらっていません。院内処方は患者からすると楽で安いからいいのですが、若干不安になりますよね。私などは普段は薬を飲んでいないので大丈夫ですが、普段薬を飲んでいる人はちゃんと先生に相談したほうがいいですね。相互作用なんかがありますから。

 

**ちなみに今回お世話になったのは「神田ふくしま歯科」さんです。副院長の女性の先生に診ていただきました。いつもニコニコしていて素敵な方です。おすすめです。

四国旅通信 No.7 〜寝台列車「サンライズ瀬戸」に乗った!〜

国内旅行・四国編も最終章。夜行列車、サンライズ瀬戸に乗って香川県高松駅から東京駅まで帰りました。そのときの思ひ出を書きます。サンライズに乗ることを検討されている方の参考になれば嬉しいです。

 

国内旅行四国編のスタートはこちら↓

kkirinrin.hatenablog.com

 

現在、日本で毎日運行されている夜行列車はサンライズ瀬戸・出雲のみだそうです。一度は乗ってみたい!ということで高松から東京まで乗ってみました!

高松駅

21:26出発です。写真も撮りたいので少し早めに入ります。9番線ですね。

駅の電光掲示

切符は二枚必要です。乗車券と特急+寝台券です。今回はシングルの部屋をとりました。シングル以外にも、二人用のツイン、シングルより狭いソロ(シングルよりも1000円ほど安い)、ノビノビ座席(寝台料金0円で雑魚寝)などがあります。シングルだと合わせて22540円ですのでなかなかお高いですね。2週間ほど前に予約しました。ソロとも迷ったのですが、シングルのほうがエンジン音が少なくて静かという話も聞いたのでシングルにしました。14号車の7番のお部屋です。

乗車券と特急+寝台券

さてお待ちかね、サンライズ瀬戸です!滑らかな先端と渋い色合いがかっこいいですね。

サンライズ瀬戸

サンライズ瀬戸

シングルが並んでいる列車

14号車に乗ります。7番の部屋は下の階でしたので階段を降りて行きます。次に乗るときは上に乗りたいです。20番台の部屋が上にあるようです。

14号車と下へ降りる階段

シングルの部屋は十分広くて快適でした。そしてやっぱり寝台列車ワクワクしますね。

廊下と部屋(シングル)

部屋には布団と毛布、パジャマがありました。ちょっとした机と紙コップ、鏡、ゴミ袋、コンセントもあります。外からは番号を入力して鍵をかけることができます。

シングルの部屋の中

さあ、出発です!出発するとすぐに車掌さんが切符を確認しにきます。出発してしばらくは部屋から出ずに車掌さんを待つのがよいですね。駅のホームが右側だったり、左側だったりしますが、ホーム側で停車したときはちょっと恥ずかしいですね。ビール飲みながら外を眺めていましたので…

途中の坂出駅

部屋の明かりを消しておくと外がよく見えます。瀬戸内海上を通るのもわかります。東京から高松に来るときのほうが瀬戸内海が綺麗に見えるかもしれませんね(朝通過なので)。

瀬戸内海上を通るサンライズ瀬戸からの景色

岡山に着くと、出雲からやってきたサンライズ出雲との連結作業を行います。サンライズ瀬戸サンライズ出雲は、東京〜岡山間では一体となって走ります。瀬戸のほうが少し早く着いたので、一旦ホームに降りて連結作業を拝見。連結が済んだら数分で出発します。終わった瞬間に猛ダッシュしましたが、そこまでする必要はなかったようです。22:34に岡山を出発します。岡山を出ると最後の車内放送があり、そこからは朝まで放送がありません。

サンライズ瀬戸と出雲の連結作業

各車両にはお手洗いと洗面台があります。洗面台で歯磨きをしました。

洗面台

寝るのはもったいない気もしましたが、朝早く着くので眠ることにしました。

朝、カーテンを閉めていなかったので、入ってきた光で目覚めました。思ったよりも快眠でした。揺れも音も気になりませんでした。荷物をまとめて降りる準備をします。

窓から朝の光が差し込む

午前7時すぎに東京駅に到着!

とても楽しく快適な寝台列車の旅でした。また機会があったら乗りたいですね。今回はシングルをとりましたが、パッと覗いた感じソロもそれほど狭くなかったように見えましたし、家族やグループでノビノビ座席も面白そうでした。そして、四国旅行もこれにておしまいです。

四国旅通信 No.6 〜第5日:高知県龍河洞・香川県丸亀城・仏生山温泉〜

留学前国内旅行・四国編、第5日(最終日)は、高知県の鍾乳洞「龍河洞」を見て香川県へ。高知駅から電車で土佐山田駅へ。そこからバスで龍河洞に移動しました。土佐山田駅で昼食をとり、特急に乗って香川県丸亀城へ。高松でうどんと骨付鳥をいただき、仏生山温泉に入りました。またまた公共の交通機関を使い倒します。

 

旅のスタートはこちらからです↓

kkirinrin.hatenablog.com

 

高知駅7:32発の電車に乗ります。ホテル(高知ホテル)は駅のすぐ目の前だったので、5分前くらいに宿を出ました。天候は曇り。駅の向こうの山には雲がかかっていました。切符が必要だったので少し早足で駅に向かいました。

高知ホテルの部屋から見た高知駅

途中、「そんな、謝ることないよ!」って感じの駅を通過。

ごめん駅

 

30分ほどで土佐山田駅に到着し、8:20土佐山田駅発、龍河洞行きの路線バス(土佐電交通)に乗りました。ここも現金で払いました。20分ほどで龍河洞に到着です。かなり寂れている印象があります。オフシーズンだからでしょうか(6月中旬)。

龍河洞への道と入り口までの階段(登って振り返った写真)

チケットを買って洞へと入っていきます。荷物を預けるコインロッカーはないですが、係員の方に伺うと職員用のロッカーで預かってくれます。かなり空いていたので大丈夫でしたが、ロッカー数には限りがありそうでした。洞内かなり狭いのでリュックを背負って入るのはまず無理だと思ったほうがいいです。

龍河洞入り口

ところで龍河洞には3つのコース:観光コース、冒険コース、西本洞コースがあります。冒険コースと西本洞コースは専用のスーツに着替えるくらいに本格的で、予約が必要です(料金も観光コースより高いです)。予約もしていなかったので観光コースです。中は照明があり、歩きやすいように整備されています。それでもかなりの登り降りがあって、足元は滑りやすいです。涼しくて神秘的ですね。

龍河洞内

観光コースでも冒険している気分になれます。ライトアップされた滝があったり、様々な形の鍾乳石があります。奥へ進むほど空間が広くなります。コウモリが飛んでいました。個人的にはコブを作りながら落ちていくような石柱が好きです。なぜこんなに波打つのでしょうか?つららと石筍がくっついては、地面が下がってそれが新たなつららとなり、その下にまた石筍ができて、、、という現象が何度も何度も起きたということでしょうか?不思議です。

波打つ石柱

出口付近ではかなり広い空間になります。鍾乳洞の広い空間が好きです。

出口付近の広い空間

さらに出口に近づくと弥生人の住居跡が見られます。こんなところに住んでいたんですね。弥生人の壺がそのまま鍾乳石に埋まった「神の壺」は世界的にもかなり珍しいようです。

弥生人住居跡

神の壺

9時前に入りましたが10時過ぎには全て回って出てきました。龍河洞10:30のバスに乗って土佐山田駅に戻りました。お昼ご飯は、駅近くのカフェ「マリソル」さんでいただきました。安くておいしいです。地元でも人気のあるお店のようでかなり人が入っていました。ちょっと面白いこともありました。お店の電話が鳴った時のことです。店員さんが電話を取って「はい、あ、〇〇さんですか?うん、いらしてますよ〜」といってお店の電話の子機をお客さんに渡すではありませんか。なんとお客さん宛の電話がお店にかかってくるんですね。地元のお店ならではって感じです。

日替わり定食

12:30頃の特急に乗って、高知から香川へいきました。14時頃に丸亀に到着です。

丸亀駅

またまた現存12天守。こちら丸亀城です。駅からは歩いて10分程度です。丸亀城の石垣の高さ(石垣の高さの和)は日本一と言われています。確かに高いですね。佇まいが凜としています。

丸亀城

天守は現存12天守の中で最も小さいそうです。石垣は形も美しいです。

下から見た天守と間近で見る石垣

かなりこじんまりとした天守を登っていくと港まで見渡せます。

天守の最上階からの景色

天守の大きさこそ小さいですが、魅力あるお城です。佇まいは松山城高知城より好みかもしれません。丸亀城を出て、丸亀駅から高松駅までは電車で30分ほど。そして!なんとSuicaが使えます!香川県は四国で唯一Suicaが使えるそうです。

高松駅

本州と鉄道でつながっていて近いからでしょうか、高松駅はこれまで回ったどの四国の駅よりも都会という感じがしました。周辺にはビルが立ち並んでいます。

まずはうどんをいただきます。手打ちうどんのお店のほとんどは午後の早い時間に麺が売り切れてしまいます。今回は16時半を過ぎていても開いていたチェーン店「めりけんや」に入りました。駅の目の前です。美味しくいただきました。

かけ大(350円)とかき揚げ(140円)

続いて名物の骨付鳥を食べに「一鶴」に行きました。高松駅から歩いて15分ほどです。17時開店で、17:15ごろつきました。すでに少し列ができていましたがすんなり入れました。骨付鳥には、おやどりとひなどりの2種類あります。大きさにはほとんど違いがありませんが食感が大きく違います。ひなどりのほうが柔らかくて食べやすいです。おやどりはかみごたえがあります。個人的にはおやどりが好きです。味はかなりしっかりめなので、鳥に付いてくるキャベツと一緒に食べました。

骨付鳥(ひなどり)

お腹を満たしたところで温泉に入りに行きました。ことでん(私鉄)に乗って仏生山駅に向かいます。梅雨とは思えないくらい天気がよくていい気分です。歩いて10分ほどで仏生山温泉です。めちゃお洒落です。

仏生山温泉外観

中の休憩スペースも開放的で素敵です。住みたい。

仏生山温泉 休憩スペース

温泉は少しぬるっとしていて肌がすべすべになる感じです。お風呂スペースの作りも面白い。正方形の一辺が着替えとロッカーのスペース。その隣の一辺が室内のお風呂、残りの2辺が露天風呂になっています。そして、中心は中庭です。もみじが植わっています。どのお風呂に入っても他の3辺が見えるので、空いているところに移動しやすいですし、自分のロッカーも見えます(鍵付きなので心配することはないですが…)最高に気持ちがいい温泉でした。近くに住んで毎日来たいです。

再びことでんに乗って高松築港駅へ。高松築港から高松駅までは徒歩5分程度です。そして、旅の最後は夜行列車です!高松から東京までのサンライズ瀬戸に乗って帰ります!こちらは次回の記事に書きます。

四国旅通信 No.5 〜第4日:高知城・ひろめ市場・桂浜・クジラ〜

四国旅、第4日目は中津渓谷から高知市に移動し、市内を観光しました。現存12天守の一つである高知城天守を観覧、昼食には美味しいものが集まるひろめ市場でカツオのたたき、ウツボ、カワエビをいただきました。夕方にかけて坂本龍馬ゆかりの桂浜を歩き、坂本龍馬記念館に入り、夕食にクジラ、マンボーをいただきました。相変わらす移動には公共の交通機関を使っています。

 

四国旅はこちらからを始まっています↓

kkirinrin.hatenablog.com

 

朝食は宿泊していた中津渓谷ゆの森さんでいただきました。美味しくて、前日の夕食と同様にご飯をおかわりしまくりました。おひつごとおかわりしました。食べ過ぎですね…

中津渓谷ゆの森 朝食

中津渓谷を通るバスはかなり少ないです。お昼頃に高知駅に到着したかったのですが、午前中のバスが1本のみ、7:37分発でした(次は12:02です)。朝食が7:30~でしたので、バスは断念しタクシー利用しました。8:50にゆの森を出発し、9:35分頃に佐川駅に到着しました。10時ごろの電車に乗って、11時前に高知駅に到着。タクシー代が6580円で、バスの980円に比べてかなり高くつきましたが、time is moneyと自分に言い聞かせました。

 

高知駅に到着し、とりあえずはその晩に宿泊する高知ホテルに荷物をおきました(駅の目の前でとても便利なホテル。1泊5000円程度)。大量の朝食がまだお腹に残っていたので、運動がてら歩いて高知城に向かうことにしました。

道から見える高知城

高知城天守は、現存12天守の一つです。同じく12天守松山城(第1日目に観覧)に比べるとかなり小さいです。天守の中は「田舎の祖父母の家(豪華版)」のような雰囲気です。

高知城天守

高知城天守内部

最上階まで登って高欄に出ることができます。高欄に出られるのは少し珍しいかも?景色がかなりよく見えます(看板に若干の誤字がありますがご愛嬌)。

天守最上階からの景色と看板

さて、ようやくお腹もすいてきたところでひろめ市場に向かいました。友人にオススメされていた明神丸のカツオのたたきをいただきました。藁で炙っているのが特徴です。塩に加えて、お好みでレモン汁や生ニンニクスライスと共にいただきます。

ひろめ市場とカツオの藁炙り

カツオのたたき定食 7貫(1150円)

ついでに珍しいものをいくつか、ということで、ウツボのたたきとタクシーの運転手さんに教えてもらったカワエビをいただきました。ウツボはねとっりしていて、うまいです。カワエビはパリッとしていて、うまいです。

ウツボのたたき

カワエビの素揚げ

昼食後は桂浜に向かいました。はりまや橋からバスに乗って桂浜まで行きます。やはりSUICAは使えませんので現金で支払いました。雨天だったので、桂浜では荒々しく力強い波を見ることができました。愛媛でみた穏やかな瀬戸内海とは対照的でした。坂本龍馬が眺めていた頃ときっとそれほど違わないのだろうと思うと感慨深いです。

桂浜

龍馬記念館にも入りました。残念ながら古い資料を展示する常設展が整理中だったので入れませんでしたが、坂本龍馬の人生が漫画や絵で表現されたエリアが開いていました。子供でもわかりやすく楽しく歴史を学べそうでしたし、私もかなり楽しめました。

 

帰りはせっかくなので路面電車に乗ることにしました。路面電車は桂浜までは届いていないので、桂浜から高知駅へ行く途中の車庫前までバスに乗りました。路面電車には桟橋車庫前駅から乗りました。学生が大勢乗っていてとても雰囲気がいい。一度はこんな場所で中・高校生を経験してみたかった…と思ってしまうような電車です。電車賃は市内なら一律で200円。SUICAは使えませんが、ですかというICカードが使えるようです。

高知市路面電車

夕食はクジラと地酒を求めて「酔鯨亭」でいただきました。お酒は、高知県のお米を使った酔鯨純米吟醸・高育45号」をグラス(650円)でいただきました。これがもう、柑橘系の香りでとても美味しい。そしてクジラをいただきました。

クジラの特選盛小(2900円)

右上の白っぽいものがクジラのウネス(クジラの下顎からヘソにかけての皮とその内側の肉のことだそう)その左のふちが赤いのがウネスのベーコン、一番左側の雪のようなものが花クジラ(クジラの尾)、その手前の白い断片がサエズリ(舌)、そして右手前にある赤と白がそれぞれ赤身と皮です。全体的に臭みが全然なくて、口に入れた瞬間はほとんど無味。噛み締めると牛肉のような旨味が出てきました(特にウネス)。海のものという感じがしないですね。おいしいです。

もう一つ気になって注文したのがマンボーの天ぷら。くさみはなくイカみたいな味がします。食感も似ていますが、イカよりも歯でサクッと噛みちぎれました。こちらもおいしい。

マンボーの天ぷら(650円)

夕食を食べたらホテルへ戻って就寝。初めての食材をたくさんいただいた第4日はこれにて終了。第5日は、日本三大鍾乳洞の一つ龍河洞のち香川県です!