研究生活誌 @ドイツ博士課程

ドイツ博士課程生活について話します

四国旅通信 No.4 〜第3日:高知県仁淀川中津渓谷・ゆの森〜

留学前の国内旅行通信ということで、四国第3日目です。日本で一番水がきれいと言われる高知県仁淀川の中津渓谷に行ってきたので、そのときの思ひでを書きます。松山駅から高知駅まで高速バスで移動し、高知駅から佐川駅まで電車、さらに佐川駅から路線バスに乗って中津渓谷まで移動しました。

 

これまでの記事はこちらです↓

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朝7:45分にJR松山駅発の伊予鉄高速バスに乗りました。2週間前までにチケットを取ると割引になります。ただ、割引になる席は少ないのでお早目に取ることをおすすめします。早割でなくても電車より安くて速いです。

松山駅を出発

約3時間後に高知駅に到着。

高知駅

高知駅から佐川駅まで電車で移動しました。四国では香川県以外はSUICAが使えないので切符を購入しました。高知駅はかなり新しくておしゃれでした。

電車に乗って高知駅から佐川駅に移動

1時間ほどで佐川駅に到着しました。佐川駅は日本酒の司牡丹があるまちです。また植物学の父である牧野富太郎生誕の地でもあります。植物を研究対象とする私としては感慨深いです。

佐川の街並みと牧野富太郎の石碑

路線バスまでは少し時間があったので、佐川で昼食をとることにしました。33ラーメンという地元のラーメン屋さんでラーメンとチャーハンのセットをいただきました。地元の方々が集まるお店という感じでした。安くておいしい。

チャンラーメン(¥790)

食事を済ませたところで黒岩観光路線バス(¥980)に乗って名野川(バス停)へ向かいました。40分ほどの道のりです。中津渓谷の入り口へは名野川バス停から徒歩10分程度でした。

路線バスの中とバスからの景色

渓谷散策の前にホテルにチェックインしました。中津渓谷ゆの森は中津渓谷の入り口にあって、中津渓谷の散策には最適です。お部屋が素敵で、傘を貸してくださったり、地図をくださったり、皆さんとても親切で感激しました。

お部屋(和室)

宿の窓からの景色

荷物をおいて中津渓谷を散策します。小雨が降っていましたが、水は目をみはるほどきれいでした。透きとおるようなブルーです。これが仁淀ブルーですね。

仁淀ブルー

一番の見所は雨竜の滝!大きな滝を間近でみられます!行き着くまでにもスリリングな橋を渡らないといけないのですが、それが神聖さを増幅していました。とにかく迫力がすごい。

雨竜の滝

雨竜の滝に次ぐ見所が石柱です。大きな石の柱の間を水が流れています。グランドキャニオン感があります。

石柱

中津渓谷は全体的に整備されていますが、かなり自然のまま残されているところも多くスリルがあります。手すりのない橋があったりもします。階段も多いので、足腰が強いうちに楽しみたいところですね。雨竜の滝には本当に圧倒されました。また訪れたいと思います。散策は2時間程度でした。

 

歩いたあとは温泉ですね!少し硫黄の香る宿の温泉で疲れを癒しました。宿が本当に渓谷の目の前なのでとても便利でした。

 

夕食は宿でいただきました。カツオや天ぷらなどなどいただきました。お米もおいしくて何杯もおかわりさせていただきました。仁淀川の水を使った地ビールも山椒の効いていて美味しかったです。

夕食

地ビール 2410(によど)

3日目はこれにて終了。中津渓谷ゆの森さんは、この夕食にさらに朝食がついて一泊¥14000です。リーズナブルですよね。

4日目は、高知城・ひろめ市場・坂本龍馬ゆかりの桂浜です!

四国旅通信 No.3 〜第2日:しまなみ海道・伊豫水軍・下灘・道後温泉〜

留学前の国内旅行通信ということで、四国旅行2日目です。松山から車で移動できる範囲の愛媛県内を観光しました。しまなみ海道、下灘駅道後温泉に行ったときのおもひでを書きます!

 

これまでの旅程についてはこちらをどうぞ!

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朝9時ごろに宿を出発し、海岸線を今治方面へ車を走らせること1時間半、しまなみ海道に入りました。しまなみ海道上の島、大島で高速を下ります。そこからしばらく山道を登っていってたどり着くのが亀老山展望台です。カーブの多い山道なので運転に慣れていないと大変かも?こちらが展望台から見たしまなみ海道。天気もよくて最高でした。

亀老山展望台から見たしまなみ海道

帰りがけに来島海峡サービスエリアに寄りました。下から見たしまなみ海道もまたいいものですな。来島海峡サービスエリアの展望デッキは日陰で風が気持ちいいところでした。

来島海峡サービスエリアから見たしまなみ海道

お昼ご飯は、今治しまなみ海道に近いところ、伊豫水軍というお店にいきました。¥1980のの来島定食をいただきました。ここの鯛の刺身が今回の旅行で一番美味しかったです。歯ごたえが最高でした。このボリューム、味で¥1980は安いと思います。

伊豫水軍の来島定食(¥1980)

お店の前には小さな浜があるのですが、瀬戸内海って美しいんですね、本当に。しばらくみいってしまいました。

伊豫水軍の前の浜から眺めた瀬戸内海

昼食のあとは、道後温泉本館に入るための整理券を取りに一旦、松山へ戻りました。今回はちゃんと整理券をゲット(前日は整理券がなくなっていました…)。14時に行って、19時の券をいただきました(時間を選択できました)。

道後温泉本館の正面

再び車で移動。今治とは逆方面、西へ移動し「日本で一番海に近い駅」下灘駅に向かいました。下道を通って1時間半くらいで着きました。ちょうど電車が来ていい雰囲気でした。

灘駅

灘駅を出て松山に戻りました。今度は高速に乗って50分くらいで道後温泉本館に。念願の本館での入浴を果たしました。現在、道後温泉本館は改装工事中のため神の湯には入れず、霊の湯に入りました。建物の中は古くて趣がありましたが、お風呂は改修直後でとても清潔でした。ここにはシャンプー・リンス・ボディーソープ等はないので、必要な人は持ち込むか受付で購入します。私はザブッと入るだけでいいかなと思ったので、シャワーで体を流して入りました。浴槽は深め。私の身長は170cm程度ですが、底に座るとギリギリ顔が水面から出ないくらいでした。昔のお風呂は深い印象がありますね。湯量節約のためと一度に大勢が入れるように立ち湯だったから深いと聞いたことがあるような…?

 

夕食には道後温泉近くで天丼をいただき、2日目終了。3日目は、高知県仁淀川です!

四国旅通信 No.2 〜第1日:松山城・鯛めし・道後〜

現在、学生じゃない・社会人でもない私は、ベンチャー企業で細々とアルバイトをしながらドイツ渡航(7月末)までの時間を過ごしています。留学準備も大事だけど、今のうちに国内旅行を!ということで四国に行ってきました!(もはやドイツ関係ないやん…)今回は、四国旅の初日、松山での思ひ出を書きます。あいにくの雨天でしたが楽しめました!

 

四国旅通信 No.1はこちら↓

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松山城

松山空港に到着してからは友人(愛媛在住)の車に乗せてもらって松山城へ(初日と二日目は全て友人の車で移動させてもらいました、ありがとうございました)。松山城は現存12天守の一つだそうです。現存12天守というのは、江戸時代までに建てられた天守のうち、修復されながら現代に残った12の天守のことです。

 

松山城は、市内でも一番高いところにあります。つい声が漏れるくらいの存在感がありました。上にはロープウェイでいきました。そのくらい高いです。登るには、ロープウェイとリフトがありました。リフトは宙に足を投げ出して座る椅子(スキーのリフトみたいなもの)でスリルがありそうでしたが、雨天のため動いていませんでした。徒歩でも登れるようです。ロープウェイで登り、さらにしばらく徒歩で登ると天守が目の前に見えてきました。

ロープウェイからの景色と近くでみる天守

天守は立派な建物で木のいい香りがしました。床もいい感じにツルツルで、床に横になりたい欲を必死に抑えました。松山城天守はかなり広くてかなり急な階段を登ったり降りたりします。天守内の階段の縁がちょっと出っ張っていて足つぼみたいになっています。不健康体には結構痛いです。何のことやらわからないかもしれませんが行けばわかります笑。この出っ張りには文化財を保護する役割があるんだと自分に言い聞かせ、歯を食いしばりながら階段を登りました。天守自体も高さがあって、ようやくたどり着いた最上階からの景色は最高でした。

天守のひと窓からの景色

最上階からの景色

帰りもロープウェイで降りました。1時間くらいは滞在したと思います。松山城は雨でもしっかり楽しめました。

 

鯛めし「かどや」

夕食は愛媛県の名物、鯛めしを食べることにしました。「かどや」というお店がおすすめということで、そこへ向かいました。本当に、通りのかどにありました。だから「かどや」なのかと勝手に納得して(たぶん違います)お店に入りました。17時開店で、17時過ぎに入ったのですんなり入れました。店を出る時(18時ごろ)は長い列ができていました。予約したわけではないのに、とても素敵な個室に案内されてびっくり!鯛のお造りと(たしか)ハゼの煮付けに加えて、メインの宇和島鯛めし(¥1600)を頼みました。鯛めしは、タレの中の卵をよくといてから、鯛の切り身をタレにつけてご飯にのせ、さらにタレをご飯にかけて食べました。美味しかった〜。

鯛のお造り

ハゼの煮付け

宇和島鯛めし(¥1600)



道後温泉別館 飛鳥乃湯泉

食事のあとは、ホテルへのチェックインを済ませ(ネストホテルさんに宿泊しました。一泊¥4000と安く快適な宿でした)、いざ道後温泉本館へ!ところが、行ってみると整理券がすでに出払っていて温泉に入れないと。そ、そんなことがあるの?ちゃんと調べておけばよかったです。どうもコロナで人数制限をしているらしく、朝一で並んで一番・二番風呂に入る以外は基本は整理券を配布する形になるらしい。仕方ないので道後温泉本館に入るのは翌日に回すことに。近くに道後温泉別館 飛鳥乃湯泉があるのでこの日はそちらに入浴しました。飛鳥乃湯泉は外観がおしゃれ。飛鳥時代を意識した建築だそうです。¥610で入れました。中は綺麗で、シャンプーやリンス、ボディソープも備わっていました。

道後温泉別館 飛鳥乃湯泉 外観

道後温泉別館 飛鳥乃湯泉 入り口

 

居酒屋「生」

お風呂で疲れを癒したところで、ホテルに戻り、今度は呑み屋を求めて散策。「生」というビールのお店を発見して入りました。ベルギーをはじめ、ドイツやイギリスなど各国の色々なビールが揃っていました。甘いビールもあるので、普段ビールが苦手な方でも楽しめそうでした。一番気に入ったのは、ドゥシャスというベルギービールです。一風変わった酸っぱいビールで、スパークリング黒酢みたいな味。見た目も黒いです。

ドゥシャス

というわけで四国の初日松山は、お城に郷土料理にビールで大満足。温泉に入ったので、シャワーも浴びずそのまま就寝。2日目は松山から少し足を伸ばして、今治しまなみ海道と日本一海に近い鉄道駅、下灘です。

四国旅通信 No.1 〜初めてのJetstar〜

成田空港第3ターミナルから見たJetstarの航空機

皆さんこんにちは。現在、学生じゃない・社会人でもない私は、ベンチャー企業で細々とアルバイトをしながらドイツ渡航(7月末)までの時間を過ごしています。留学準備も大事だけど、今のうちに国内旅行を!ということで四国に行ってきました!(もはやドイツ関係ないやん…)今回は、初めてJetstarに乗ったのでそのときの思ひでを書きます。これからJetstarに乗る方の参考になったら嬉しいです。

 

航空券の予約

航空券はネットで予約しました。ちょうどセールでした。なんと松山空港まで¥3,999!安い!座席の指定にプラス¥700程度に加え、支払い手数料などで計¥5,730!高速バスでも¥6,000はかかりそうだったのでこれは飛行機一択。ただ、Jetstarは基本のプランだとあまり荷物を運べません。預け手荷物はなし。機内に持ち込めるのは、小さめのキャリーケースまたはリュックと手回り品を入れるハンドバックの2点で、合計7kgまで。帰りはお土産で重くなるだろうから飛行機は行きだけです。

 

成田空港第3ターミナルへ移動&手荷物の重さを確認

搭乗時刻の1時間前に成田空港第二ビルに到着し、第3ターミナルへ移動。初めて第3ターミナルにいきましたが、駅から若干距離がありますね。10分もかからなかったと思いますが。ロビーに到着し、念のため空港の秤で手荷物の重さを確認すると5.8kg(自由に使える秤がありました)。意外と余裕。私の家には体重計もないのでとにかく軽くしてあとは祈るばかりだったのです…ちなみに今回は、半袖Tシャツ5枚・下着5枚・靴下5足・ステテコ1着・長袖Tシャツ1着・薄手のパーカー・歯ブラシ等をリュックに、肩がけの小さめのバッグに文庫本1冊・単行本1冊・手帳を入れていきました。

 

手荷物検査

チェックインはオンラインで済ませてあったのでチェックインカウンターへは行かずにそのまま手荷物検査へ。手荷物検査エリアに入るときには搭乗券のQRをかざすことになっているんですね。前からそうでしたっけ?液体も水筒もはさみも持ってなかったので、iPadスマホだけ外に出して検査は問題なく通過。第3ターミナルの搭乗ゲートへ向かいました。成田空港第3ターミナルはこじんまり落ち着いていますね。

 

搭乗&手荷物のサイズチェック?

搭乗予定時刻を少し過ぎたあたりでアナウンスがあり搭乗。通路側の席を取っていたので、搭乗は少し遅くなりました。ゲートを通過するときにJetstar職員の目視による手荷物のサイズチェックが行われると聞いていたので、少しドキドキしましたが声をかけられこともなく。見たところでは声をかけられている人はいませんでしたね。皆さん荷物は小さめにまとめられている印象でした。タラップを登って機内へ。

タラップを登って機内へ
離陸

機内は綺麗で狭さも感じませんでした。思ったより満席でびっくり。しばらく滑走路まで地上を移動。これが意外と長い。やっぱり飛行機はなんだかんだ緊張するんだよな。特に離陸までの時間が長いとだんだん手に汗握り始めてしまう。滑走路に入ると一気に加速して離陸。ちょ、ちょ、心の準備時間をください…

 

着陸

若干気流が悪かったようで、まあまあ揺れましたが無事松山空港に到着。着陸は本当に上手で、ふわっとランディング。お見事!着陸は毎回感動しますね。格安航空は遅れることもあると聞いていましたが、ぴったり時間通りでした。

 

まとめ

安くて早くて時間通り。荷物の重量制限のおかげで余計なものを持って行かなくて済みましたし、Jetstar大満足でした。手荷物の重量チェックが厳しいと聞いていましたが、そこまでではないのかも?オンラインチェックインすればほとんどチェックはない印象でした。

【ちょっと悩む?】ドイツVISA申請書(VIDEX)の書き方

今回の記事では、ドイツのweb版長期ビザ申請書を記入していた際に、少しばかり悩んだことを共有したいと思います。これからビザ申請を行う人の助けになれば幸いです。結局、かなりすんなりビザをいただけました。

提出書類に関しての記事はこちら↓

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ドイツ大使館の長期滞在ビザ(就労・研修・研究滞在ビザ - ドイツ外務省)からweb版長期滞在VISA申請書のページ(https://videx-national.diplo.de/videx/visum-erfassung/#/videx-langfristiger-aufenthalt)にとぶことができます。下のようなページです。

web版長期VISA申請書 (VIDEX)
言語の選択

ドイツ語版と英語版がありますので、英語版を選択します。

 

自分の個人情報を記入

はじめに自分の情報を入れます。ここは特に問題なく埋まりました。Place of birthには、都道府県を記入しました。

 

両親の個人情報を記入

次に両親の情報を入れる必要があります。ここのFather's/Mother's place of birthで少し悩みました。というのも、現在の両親の本籍地と出生地(都道府県)が異なっていて、本当の出生地を記載した場合にそれを証明する書類を提出できるか不安だったからです。しかし、戸籍謄本(戸籍に記載されている全員の情報が載っているもの)をとって見ると、それぞれの出生地も小さく記載されていましたので、結局、両親の実際の出生地(都道府県)を入れることにしました。証明を求められたらこれを見せればよいということで。

 

Occupationについて

続いて曲者なのが、occupation learned。なんだそれ。職業なんて学んでないぞ。調べてみると、ドイツで労働をする場合には、大学で専攻していた分野と職業がマッチしているほうがよいのだとか。日本とは就職の感覚が違うのかもしれませんね。私の想像ですが。とりあえず、ここは強気にresearcherと書きました。まぁ、間違ってはいないだろ。(他にstudentがあったのですが、studentをlearnするってどういうことなのでしょうか…)

 

渡航の目的と滞在期間

私は、研究所のお金で雇われる形になるのでemploymentにしました(Hosting Agreementといって、受け入れ先からいただく書面と一致するように記入しました)。If applicable, intended employment: の項目には、"Working contract as PhD student"と記入しておきました。博士学生として給与をいただくことを主張。滞在予定期間を記入し、I intend to stay for no longer than twelve months in the Federal territory and apply for a visa that covers the entire duration of my stay:のチェックボックスは空欄のままに。3年は滞在するので。

 

Reference

研究所で私のVISA関係の対応をしてくださっている方の名前を入れました(事前に先方に確認しました)。Hosting Agreementの連絡先もその方になっていました。このあたりもHosting Agreementと齟齬がないように記入しました。

 

生活費の確保と健康保険

続いて、means of supportを記入する欄があります。ここでは、Pay from the Max Planck Instituteと書きました。生活費が確保できていることを主張します。次に、Has a formal decleration of commitment been completed?と聞かれます。Decleration of commitmentは、ドイツでお世話をしてくれる人がいることをドイツ当局によって正式に承認されたことを示すものだそうです。そういう証明書はもっていないので、noですね。滞在先は、研究所のゲストハウスに決まっていたので、その住所を記入しました。そして、Health Insuranceありますか?という質問。TKというドイツの会社のinsuranceに入りましたので、yes。Health Insuranceと契約しておいてほしいと前々から研究所の担当者に言われていました。このためだったのか。

 

まとめ

Hosting Agreementをはじめ他の書類と齟齬がないようにしました。私は心配性なので受け入れ先研究所の担当者にもVISA申請書を確認してもらいました。色々コメントをいただいて修正しました。先方とのコミュニケーションは重要ですね。

VISAの申請! ~ドイツ大使館窓口での書類提出~

こんにちは。先日、VISA申請のためにドイツ大使館に行ってきました!この記事では、大使館窓口で書類を提出した際の思ひ出を書きます。VISAの申請に必要な書類、取得までにかかった日数を共有します。これからVISAの申請に行かれる方の参考になれば嬉しいです。

ドイツ大使館に行くまでや、大使館の様子については下の記事にまとめてあります。

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窓口に呼ばれる

大使館の窓口に呼ばれると、マイクを通してガラス越しに話します。私は、声が小さいのでマイクに向かった話してくださいと言われました…書類は、机の中に埋め込まれた引き出しのようなものを介して渡しました。職員の方がレバーを倒すとこちら側が開くので、そこに書類を入れて、レバーを戻すとこちら側が閉まって、ガラスの向こう側でその書類が取り出せる仕組みです。

VISAの種類と必要書類

日本人は90日まではビザなしで滞在できます。そのため、現地に行ってからVISAを取得することも可能です。しかし、私の場合は、留学先の研究所からすぐに給料を受け取るために、日本でVISAを取っておくように研究所から言われました。給料の支払いにはVISAが必須のようです。また、VISAには学生VISAなどいくつか種類がありますが、研究所から研究者VISAを取得するように言われました。このあたりは留学先によく確認する必要がありそうですね。

ここで戸惑ったことがありました。研究者VISAの申請に必要な書類があまりはっきりしていないのです。ドイツ大使館のページを調べるとまずここ(就労・研修・研究滞在ビザ - ドイツ外務省)にたどり着きました。ここでは、就労・研修・研究滞在に必要なVISAについて記載されています。このページを見ると、必要なものが8項目載っていました。

はじめにたどり着く日本語の説明ページ

一番下までスクロールすると、注意事項:上記以外に追加書類を求められることがあります、と書いてあって、その中に研究者の項目がありました。そこを選択すると、Visa for scientists and researchers - ドイツ外務省の英語記事のページに飛びます。

研究者ビザ申請の必要書類を説明した英語のページ


こちらには研究者VISAに必要なものが10項目ほど挙がっています。基本的にはこちらの研究者用のVISAに必要なものを持っていけばよいと思ったのですが、こちらには記載がなく、リンク元の日本語ページにはあって、明らかに重要そうなものもあるのです。またコピーが何部必要なのかもよくわかりませんでした。

VISA申請で提出した書類

そこで、両方のページを見ながら必要そうなものを全て持っていくことにしました。最終的に職員の方に渡したのは下記の書類です。(2022.05.19時点でVISAが取得できた書類)

・パスポート

・パスポート個人情報ページのカラーコピー2枚

・誓約書 1部(パスポートを郵送で受け取ることを承諾する署名を含む)

・VISAの申請書 2部(別の記事で詳しく説明します)

・学士の卒業証明書 1部+コピー1枚

修士の修了証明書 1部+コピー1枚

・Hosting Agreement 2部(留学先が作成し、私と先方のサインが入った契約書)

・520円のレターパック(宛先記入済み)

・Curriculum Vitae 2部(履歴書)

・パスポートサイズの写真 2枚

・ドイツ健康保険のconfirmation letter 2部(別の記事で説明します)*

・滞在先ゲストハウス予約確認書のコピー 2部 *

*最後の2項目は必須ではありません

学士の卒業証明書が電子透かし(POPITA)の証明書でハンコがなかったため、もしかしたらダメかもしれないと言われましたが、結果的にはそのままVISAをいただけました(日本の外務省は2022.05.19現在POPITAを受け付けていないそうです)。修士の証明書がハンコ付きだったから許されたのかもしれません。Hosting Agreementも原本ではなく、スキャンしてメールで送ってもらったものでしたが問題ありませんでした。職員の方の話によると、提出された書類で総合的に判断するということでしたので、重要そうだと思うものはなんでも持っていくといいかもしれません。私の場合は、ドイツ健康保険のconfirmation letterとゲストハウスの予約確認書を余分に持っていきました。

手数料の支払いと指紋の採取

書類を渡したのちに、ビザ発給手数料75ユーロを支払いました。そのときは日本円で10300円でした。現金で支払いました。その後、左右10本分の指紋を取られました。指示された通りに機械に指を入れます。最初に親指以外の4本を同時に、最後に親指を登録しました。これが済むとVISAの申請は終了です。

スマホを回収して帰宅(お隣さんと仲良くなる)

隣の窓口で怒られていた(?)中国からの留学生が窓口そばの椅子でしょんぼりしていたので、話かけてみたら出身大学が同じとわかり、仲良くなりました。スマホをゲートで回収して大使館を出て、帰りの電車も途中まで一緒でした。窓口はちょっと怖かったようでしたが、きっと仕事が忙しいのだがら仕方がない、と言っていました。心優しいですね。ドイツで再会することを誓って別れました。異国に行くので人とのつながりは大切にしておきたいです。

2日後にVISAつきのパスポートが届く

学士の証明書の件、Hosting Agreementの件と不安要素はありましたが、申請の2日後にはVISAのシールとスタンプのついたパスポートが自宅に郵送されました!(520円のレターパックは対面で受け取る必要があります**)思ったより早くてびっくり!ひと安心しました。

 

**ちなみに、370円のレターパックをお持ちの場合は、これを郵便局に持っていくと差額の150円と手数料42円を支払って520円のレターパックに変えてもらうことができます。

 

 

VISAの申請! ~いざ、ドイツ大使館へ~

先日、VISAの申請のためにドイツ大使館に行ってきました。

この記事ではドイツ大使館に入り、申請窓口に呼ばれるまでの思ひ出を書きます。これからドイツ大使館に行かれる方の助けになれば嬉しいです。大使館にはスマホを持ち込めないなどの発見もあったので共有させてください。

ドイツ大使館の入り口へ

ドイツ連邦共和国大使館日比谷線広尾駅から徒歩5分ほど。10:00からの予約を取ってあったので(現在大使館への申請は予約制で火〜木の午前中のみです。詳しくはこちら申請予約システム - ドイツ外務省)、9:25くらいに広尾駅に着くようにしました。電車が少し遅れてヒヤヒヤしましたが、9:35くらいには到着。大使館の方に向かって歩いていくと、オシャレなカフエがあったり、外国のスーパー?(National Azabu Market)があったり。ドイツ大使館は坂の中腹右側にあるのですが、向かいの左側には有栖川宮記念公園があります。予約の10分前からしか大使館に入れないということなので、公園をふらふら。すると、おお英語が飛び交っているではないか。なんとなく大使館に近いことを実感(大使館の関係者ではない気がするが)。

大使館のゲート前で待つ

9:45くらいに大使館ゲート前の窓口に行くと名前を聞かれ、パスポートを提示。何かしら身分証を預からせてほしいということで、運転免許証を出そうとすると、免許証は中でも使うかもしれないからと却下。保険証を提出しました。小さな鍵のついた「訪問者」の首かけを受け取り、10分前までそこでお待ちくださいと。

大使館入り口で渡される首かけとkey
身体・手荷物検査、のちスマホを預ける

9:50に名前を呼ばれ、ゲートの中へ。体の前面と後ろ側の両方で厳重な身体検査を受けます。鞄の中もチェックされて、ハサミ等持っていないか聞かれました。スマホは中には持ち込めないということで、門の脇の部屋にある小さなロッカーに入れて鍵をかけるように言われました。そのための鍵だったんですね!

建物の中へ

部屋を出て再び奥の方へ進むと、左側に階段があります。そこを登っていくと正面にあるのが大使館。右手にはテニスコートがあって、テニスをしている方がいらしゃいました。建物には左右二つの扉があるのですが、左の扉から入れるように言われました。パッと見た感じ、右側は職員の方の出入り口のようですね。入り口を入ると待合室になっています。横長の長方形の部屋で、入り口側(右側)には窓口がなく、コピー機が置いてありました。書類のコピーが足りないときはここでコピーします。左側奥に窓口が二つありました。その奥、すりガラスの向こう側の部屋にも窓口がありましたが、こちらはよく見えませんでした。

待合室で待機

どなたか案内してくださるのかと思いきや、なんの案内もありませんでした。番号札発券機がありましたが、予約している人は取らないでください、と書いてあるのでこれは取らず、窓口から見えるところ(窓口の正面)に座って待つことにしました。しばらく他の方が呼ばれるのを見ていました。二つある窓口のうち、なんとなくですが、日本とドイツ国籍の方が右側、そのほかの方が左側に呼ばれる感じでした。左側の窓口では中国からの留学生らしき方が窓口の職員にかなり強い口調で指摘を受けていました。ちょっと怖くないか…汗。左側じゃないといいな、と思いつつ待ちました。

10:10ごろに、右側の窓口に名前を呼ばれました(ほっ)。